みんぞの簡単料理レシピ紹介します

現在、企業主導型の保育所で管理栄養士として勤務中です。その中で、主婦の方に料理のレシピを聞かれる場面がよくあります。このブログで紹介したレシピをたくさんの方に参考にしてもらえたらなと思っています。

【親に知って欲しい】食育の大切さ

食育という言葉をよく聞きますが、食育の大切さを知っている人はあまり多くはないように思います。昔は食育なんていう言葉はありませんでした。今あるということは、食のあり方や大切さを知らない人がいて、こちらから教えないといけない事態がきているからあるのだと思います。

 

特に親には知って欲しいです。子どもは幼少期の食の体験が心身に大きな影響を受けます。成長した時に自分に自信が持てる人間に育つよう食の楽しさをぜひとも知って欲しいです。

 

保育所で働き始めて丸3年たちますが、保育所で食育活動を行うことも大切ですが、本来なら家庭でその大切さを知るべきであり、私たちがそこまでする必要があるのかと疑問に思うことも多々あります。ですがそれも仕事ですし、こちらが支援しないといけない時代に来ているのも現実です。

 

1人でも多くの親が食育の大切さを知って、家庭で自然と当たり前に食の楽しさを知ることのできる時が来ることを心から願っています。

 

食育のポイント

①家族みんなでご飯を食べましょう。

共働きのご家庭も多い時代です。何かを犠牲にしなくてはやっていけないときもあります。ですが、子どもと食事を共にする時間を犠牲にしてもいいのでしょうか。1人でご飯を食べるとご飯を食べることは楽しくないことだと感じてしまいます。すると、偏食になったり情緒も不安定になってしまいます。せめて誰か1人でも子どもと一緒にご飯を食べて、色々な話をして、ご飯を食べる時間が楽しみだと思えるようにしてほしいです。

 

②いろいろな食材を!

きゃべつやレタスの違いが分からない、魚の切り身はもともとどんな姿をしているか知らない、旬の果物を知らない、お正月に何を食べるか分からないなど、昔では考えられないほど、食のことを知らない大人も多いです。小さい頃からたくさんの食材を食べ、ときには料理をしているところを見せたり、一緒に買い物に行って食材の名前を教えたり、行事を大切にして当たり前に食のことが分かる人になれるようにしましょう。これが大人になっても自分で食事管理ができるようになる基礎だと思っています。

③朝ごはんはしっかりと!

朝ごはんは1日をスタートする力となります。食べていないと子どもは不機嫌になったり、顔色が悪かったりと元気を出すことができません。また、朝ごはん+排泄の習慣をつけて欲しいんです。便秘の子どもも多く、出なくてもいいのでトイレに座って力を入れる練習だけでもして欲しいなと思います。忙しいとは思いますが、おにぎりやバナナ、茹で卵、ヨーグルトなど、簡単なものでもいいので何か口にしてから1日をスタートするようにしましょう。

 

④食べ物が出てくる絵本やアニメを!

私が子どもの頃はあんぱんがモチーフのヒーローが主人公のアニメをよく見ていました。(笑)その中にいろいろな食べ物が出てくるのを子どもながらに美味しそうだなと思っていたし、母親にあれ作ってとお願いしていました。絵本に焼き芋が出てくれば、美味しそうに食べる姿が羨ましく、祖母に畑で焚き火して焼き芋がしてほしいとせがんだこともあります。子どもたちは絵本やアニメを食い入るように見て、いろいろなことを覚えているものです。子どもが興味を持ちそうな絵本などをチョイスしてほしいなと思います。

 


⑤食事のお手伝いをさせましょう!

一緒に簡単なクッキングをしたり、盛り付けを好きなようにさせてみたり、机を拭いてもらったり、お手伝いをさせて、たくさん褒めることで自信がつき、自分のことが大好きになります。保育所では、餃子の皮でピザを作ったり、自分の給食のおにぎりを握ったり、お月見団子を作ったりしています。教えると、意外と小さな子どもでも頑張って作るんです。そして、その記憶って大人になっても覚えているものなんですよ。

 


このように食育は自己肯定感を育むためには必要不可欠なものなのです。ぜひ、知らない方は覚えておいてもらえると嬉しいです。それでは最後にたまご料理のレシピを載せておきますね。

 

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<卵豆腐>

たまご    3個

だし汁    2と1/2カップ

塩・醤油・みりん

おろし生姜

①たまごはだし汁、塩、醤油、みりんで味をつけ、四角い流し箱に入れて12~15分蒸す。

②すまし汁より濃い目に味をつけた汁を、器に移した①にかけ、上におろし生姜をのせる。

※お客様用にステンレスのボウルに卵汁を入れて蒸し、まんじゅう型に作るとかわいいです。また、多めに作って翌日のすまし汁の具材として使用するのもいいです。蒸し器がなくても大きめの鍋に湯を張って蒸せます。

 

<菜種焼き>

たまご    4個

砂糖     大さじ2

酒      大さじ1

塩      小さじ1/4

かに(えびとか鶏肉でも可) 70g

生しいたけ・三つ葉

①たまご3個、砂糖、酒、塩をまぜ、炒り卵を作る。

②かに、生しいたけの千切り、三つ葉、溶き卵1個を混ぜて、流し箱に入れて蒸す。(焼いてもいい)

 

<和風かにかま風>

たまご

かに(牛肉、えびなどでも可)

塩・こしょう

①たまごは割りほぐして、塩・こしょうし油を熱したフライパンで炒り卵に取り出しておく。

②かにをほぐして、①の鍋に入れ、軽く塩・こしょうをして炒め、火が通ったら①を戻して、酒を鍋はだから流し入れて混ぜる。

 

<こんぶ卵>

たまご   1個

こんぶ   5㎝角

※こんぶをぬらし、一人前ずつ耐熱容器に入れ、卵1個割り入れ(はまぐりやあさりのむき身を一緒に入れてもいい)オーブントースターで焼く。(朝食におすすめです)

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。過去ブログもぜひご覧ください。

 


みんぞでした